Apple Search Adsは、Apple Storeのなかで表示される広告です。サイトに貼られている広告とは違い、もっとも関連している広告を1種類のみ表示することが可能です。アプリストア内に広告を表示させたいとき、どのような方法で始められるのかを紹介します。広告を出すまでの操作を踏まえて広告を出してみましょう。
Search Adsのプランの種類とは
Search Adsのプランは2種類あります。BasicとAdvancedです。細かい設定が不要で、初心者でも始めやすいのがBasicで、狙ったキーワードで広告を出す場合や、クリック数などの計測をしたい場合はAdvancedが向いています。
Basic
Basicは、初心者やとりあえず広告を配信したいという人におすすめのコースです。初期設定や細かな設定がいらないため、記入事項をいれるだけで最適な形式で広告を出してくれます。収益は、アプリのインストールが行われたときのみ発生するのが特徴です。
レポートは簡易レポートのみです。細かなレポートは見方がわかりにくいので、簡易レポートでどの点に注目して見ればよいかが分かります。操作に慣れたいという人にはBasicが良いでしょう。
Advanced
Advancedは、プロアカウントやビジネスで利用する人に向いています。細かな設定や、キーワードでクリックを狙う場合にはこちらのコースで設定可能です。自らキーワードや文章を考えることができるため、狙った客層やキーワードで広告から収益を出せます。
収益は、クリック数に応じて支払われます。アプリのインストールよりも数が多いため、収益アップが望めるでしょう。
Search Adsアカウントの作成方法
Search Adsのアカウントを作成するステップは3つです。まず、Apple IDを取得します。次に、プロファイルの設定、詳細を記入して完成です。アカウント作成自体、さほど時間をかけずに作れるため、始めやすくなっています。
Apple IDを取得する
最初にApple IDを取得します。Appleアカウントを作るところであれば、どこからでも作ることが可能です。すでにiPhoneやタブレットを持っていて、自身のアカウントを使用する場合は、この作業は不要です。会社などで新規作成する場合はApple IDを取得してからSearch Adsのアカウントをつくりましょう。
プロファイルの設定
プロファイルの設定では、アカウント名や代表者の個人情報などを記入します。会員登録と変わらないので、慣れている人が多いでしょう。流れに沿って必要事項を埋めていき、プロファイルを完成させます。
不備や誤りがないように記入事項を確認しながら進めます。国や時間、通貨などの設定は、一度決定してしまうと変更できないため、注意が必要です。
詳細を記入
プロファイルの記入が終われば、広告を出すための詳細を記入します。法人名や住所、目的などが項目です。こちらもリードがあるので、流れに沿って記入するだけです。詳細の設定なのでかなり個人的な内容も含まれていますが、設定の形式に流れがあるので登録しやすい形式です。
支払い方法はクレジットカードのみなので、手元にクレジットカードを用意してアカウント作成をしましょう。
App Store Connectアカウントを連携して広告を出そう!
App Store Connectアカウントと連携して広告を出しましょう。連携の準備や広告の作成、キーワードの設定などの流れを詳しく説明します。4つの段階を踏むだけで広告が出稿できるので、今すぐにでも始められます。
連携の準備
最初は表示するアプリとの連携が必要です。行うには、Search Ads内にある、アカウント名とかかれたタブを開きます。キャンペーングループの編集、というタブを押すと詳細が入力できる画面が表示されます。アカウントをリンク、というボタンを押してApple Store Connectアカウントを選択すれば完了です。
広告の作成
紐づけが終わったら、広告を作成しましょう。キャンペーンを作成というタブを押して開きます。次に、広告で使うアプリを選択して、キャンペーン名を入力します。そして、予算と1日の上限も入力します。
最後に、予算は1か月分の予算を、1日の上限は1日で使う広告費の上限を記入しましょう。予算が変動する場合には、変わったときにその都度、変更してください。自動で変更されるようにするシステムはありません。
キーワード設定
キーワード設定は、Apple Search Adsから推奨されるもしくは自分で設定する、の2種類があります。部分一致と完全一致を使い分けることも可能で、記号で区別します。完全一致の場合は[完全一致]と半角の記号を使って囲うことで、完全一致のキーワード設定が可能です。
ターゲットを決める
最後にターゲットを決めます。もともと配信するアプリには対象年齢やメインユーザーが決められているため、それに沿って設定するのが簡単です。幅を広げてターゲットを考えることも可能です。
オーディエンスというタブから、ターゲットとする人の国や年齢・性別などを設定できます。国内で配信するのか、海外でも配信するのかを決められるため、目的とする範囲を定めて広告の配信ができます。
まとめ
Apple Search Adsは、App Store内で配信されているアプリ広告のことです。広告の配信を行うための設定などができます。コースが2種類あり、初心者向けのBasicとビジネスやターゲットを定めて配信したい場合におすすめのAdvancedとなっています。
アカウントを作成する方法は簡単で、自分のApple IDを持っていれば、アカウントはすぐに作成可能です。新規取得もあまり時間はかかりません。Apple Search Adsのアカウントを作成するにも時間はかからず、広告の設定までその日に終えられます。
広告として表示させたいアプリとの連携を行えば、キャンペーンの設定、キーワードやターゲットの選定を行って配信準備完了です。